2、バングラデシュ滞在
7 パティアの村で夕方から
朝まで軟禁生活です
8 パテイアの村の水、電気
9 ここの村はトトロの森のような風景です
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2016.5.5
7 パティアの村で夕方から
朝まで軟禁生活です
センターは日本の大使館の
援助で作られていました
9割が日本から1割はいろんな
ところからの寄付金です
おもな目的は障害を持つ
子供たちの体と言葉の
リハビリのようでした
ここでの滞在費は食事付
ボランティアで一日五ドルです
格安です
いろんな国の団体がボランティアを
募集していますが、
大半はボランティアとは名前だけで、
手とり足取りの観光客扱いで
2週間で10万くらいとるのが普通で、
ボランティアという名の観光客
呼び込みと同じに感じます
ここではクムという30歳代の
女性が筆頭みたいで私の案内役でした
到着2日目の昼はクムとあと二人の
女性と一緒にセンターの台所で
食事しました
みな弁当を持って来ています
彼女らの弁当の量の多さには驚きました
日本の男性労働者でしようと
思えるくらいの量を食べてしまいます
お皿にご飯とおかずを乗っけて手で食べます
チッタゴンのフォーマルな
結婚式ではないですから、
わたしは箸とスプーンを
使わせてもらいました
最初の一日はクムに付いて、
パティアの町の役所とか、
病院とか母の日のイベント見学
とかして回りました
次の日からはクムの指示で
リハビリ専門の女性に付いて
家庭回りをしたりしました
家庭訪問は田んぼのあぜ道を
近道したり、ぬかるみで引き返して
他のあぜ道を探したりです
靴では泥だらけになるからと、
次の日は朝からぞうりはいて
準備していると町の病院の、
センター受け持ちのリハビリセクターに
連れて行かれたりして、履物も
着ているものもチグハグでした
それにリハビリの真似をして
ストレッチの手伝い程度が精一杯で
あまり役に立つ事は出来ません
センターでは幼稚園みたいな
教室が3つくらいと、障害のある
子供の発語訓練が一クラスと、
大人の皮膚や骨に問題を
かかえている人のリハビリか
治療の混じったような活動をしていました
着いた日の夜からセキュリティ通じて
弁当が届けられます
セキュリティ兼雑用のおじいさんは
70才以上でチャチャといいます
短命のバングラデシュでは
稀有の存在だと思います
65歳のわたしもあちこちで
年齢に驚かれました
東南アジアでは60才以上の人は
健康問題かかえて外を出歩く人
は少ないと言います
センターが五時に終わると
6時にはチャチャが写真の
鉄製の扉を施錠します
正面玄関の内側からはこんな状態です
そうすると朝の七時頃までは
外に出られなくなります
わたしの部屋もこのセンターの中です
仮に外に出られても田舎の村ですから
何処に行けるわけでもないんですが
部屋はベッドが4つある部屋で
ボランティア用の部屋として
教室の一室を利用してるみたいでした
2016.5.6
8 パテイアの村の水、電気
センターの玄関への通路です
正面玄関左側です
朝7時ごろにチャチャが朝食を
届けに来て玄関の扉を開けてくれます
御飯の量がいつも多いです
クムにご飯はどうかと聞かれて
量が多いと返事しましたが変わりません
食事のあとセンターの玄関周りを
掃除します
ボランティアとしてほとんど
役に立ってないために
思い立った行動です
夕方と二回掃除します
九時ぐらいになると幼稚園の
子供たちが集まってきます
送り迎えの母親たちは授業の
終わる12時近くまで台所横の
広間に集まって井戸端会議でずっと
センターで終わりを待ってる人も多いです
私は授業が始まったころリハビリの
女性について田んぼのあぜ道を
歩き始めることが多いです
訪問先には障害を抱えた子供がいます
予約なしの訪問で、子供がいなければ
次の家です
困ったことは訪問するたびに
甘いジュースとスイーツを出されることです
高血糖に悪いと思いながら最初は
手を付けていましたが
そのうちに女性に説明してもらって
断ることができるようになりました
するとそれならこれは甘くないからと
ほかの飲み物を出されたりして
余計に手間をかけさせたりで
恐縮していました
昼には帰ってきて、昼食をまた
一緒に取ることもあります
クムと、リハビリ女性、もう一人は
事務員だということが分かってきました
食後の食器の洗い方も皆本当に、雑です
水道の水はチョロチョロとしか出ませんから
私基準ではまだきれいに洗えてなくとも
皆はそれで終わりです
午後はまた家庭訪問します
4時ごろには1日の活動は終わりです
一日が終わって5時ごろには
センターのスタッフも帰って行くと
又チャチャと二人だけになります
六時には扉を施錠されチャチャは
敷地入口のセキュリティ室に行き
寝泊りしています
私はセンター内に一人になります
部屋のシャワー室で水圧のないシャワーです
勢いよく出ないから寒さを感じるのが和らぎます
昼間は暑くても夜の水のシャワーは寒いです
シャワーのあと衣類の洗濯を始めます。
水の出が悪くバケツに水がたまるのに
時間がかかります
バケツの中で手洗いです
すると洗濯の途中で停電になります
裸のまま真っ暗になりやれることもなく
体を拭いてベッドに横になります
一時間ほどで明かりがつきます
残りの洗濯を慌てて終わらせて
干さないとまた停電が来ますから
忙しいです
1回目の停電が終わったころ
チャチャが夕食を持ってきてくれます
早く食べないとまた真っ暗になります
時間に余裕があるとラップトップで
作業したいのですが
ここは電波の孤島、窓を開けると
つながりやすいと業者は言いますが
写真の窓を開けたら蚊が入ってきます
電波が来なくて日本の妻と二日間
メールも出来なかったりしました
メール出来て、洗濯が終わって、
食事も済むともう怖いものはありません
いつ停電が来ても大丈夫です
だいたい夜寝るまでに3回くらいの
停電になってました
ただ眠くもないのに早くから
ベッドに横になるしかないのは
不便な生活だなーと思っていました
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2016.5.7
9 ここの村はトトロの森のような風景です
センターのプライベートの生活は
不便なことばかりでしたが
新しいことに挑戦しているような、
サバイバルの練習をしているような、
不思議に楽しい生活でした
その上にこのセンターの
ロケーションは毎日写真を
取りたくなるような不思議な光景でした
まるでトトロに出てくるような
アニメっぽい風景です
センターの正面玄関から庭越しの風景です
線路が道と交差していて整備されてなく
段差があり,車、自転車、CNGなどは
ここはゆっくりと進みます
アニメ世界でも朝夕は渋滞します
一日に数回は列車も走ります
これは貨物列車ですが、客車らしいのが
走るときもあります
というのは、センターのスタッフに
聞いたところここは貨物車しか
走ってないというからです
事実は確認できないままです
この風景に毎日感動していました
いつか妻もつれて又訪問したいです
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